週末、上野公園に『写楽SHARAKU特別展』を見に行った時、東京国立博物館・平成館と同じ敷地にある、法隆寺宝物館を見学しました。
法隆寺宝物館は、日本建築の伝統を、単に形ではなくエッセンスとして汲みとり、それを現代の建築の中で昇華させた世界に誇れる傑作だと思うので、東京国立博物館に行った時は必ず見るようにしています。
大きな庇が作り出す内と外が融けあるような空間、透過や反射によって取込まれた柔らかな光、格子が生み出す光と影のリズムなど・・・
東京国立博物館に行かれる時は、この気持ちのよい空間をぜひ体感してみてください。レストラン・カフェもあり、展示室以外は無料で見学できます。
設計は東京都葛西臨海水族園、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、豊田市美術館、ニューヨーク近代美術館(MOMA)新館なども有名な建築家谷口吉生(たにぐちよしお)です。
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