今日のランチは、少し歩いて幡ヶ谷の魚貞(うおさだ)へ。
魚貞(うおさだ)に入り、よく通されるのが一番奥にある一段上がったスペース(左写真)。ここは、天井の高さが1.9mぐらいの囲まれた場所なのですが、小さなスペースならではの落ち着きと気持ちよさを感じる場所です。
現在の住宅のでは、開放感がまず求められるため、いかに広々としたスペースを作るかということが設計の重要なテーマとなります。しかし、広がりのある大きなスペースの気持ちよさだけでなく、この魚貞の小さなスペースで感じる(小さなスペースだからこそ感じる)気持ちよさも上手く取り入れることができれば、より味わい深い住宅になるのだと思っています。
魚貞(うおさだ)は魚の美味しいお店なのですが、一番よく頼むのは「豚天定食」。豚ロースを天ぷらの衣で揚げ、ポン酢に大根おろしを入れていただきます。シジミのお味噌汁とお刺身も付いていてお勧めです!
『庭に向かって開いた家』手前の和室の天井高さは魚貞(うおさだ)の一段上がったスペースと同じ1.9m。吹抜けのあるリビングやダイニングキッチンの開放感とは一味違う場所で、一段上がった小上がりになっているため、段差に腰掛けることができて、掘りゴタツを出して、引き戸を閉じると親密な場所が生まれます。
そういえば、オープンハウスの時、子供たちに一番人気があったのは、和室の吊収納の高さ50センチ程度の小さなスペースでした。
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