『緑あふれるアトリエのある家』(SE構法・木造2階建)の現場では、屋根にガルバリウム鋼板が葺かれてきました。
屋根の勾配が緩い場合は竪ハゼ葺きとしますが、この住宅では、3.5寸以上の勾配(3.5/10以上)があるため、横ラインのスッキリした見え方となる一文字葺きとしています。右上に見えている緑色のものは、ガルバリウム鋼板の直ぐ下に敷いているアスファルトルーフィングです。
雪止めも付きました。ガルバリウム鋼板の竪はぜ葺きの時の無骨な雪止めに比べるとスマートです。
勾配の違う屋根がぶつかる部分も、隙間のないとても丁寧な施工がされています。なかなかここまでキッチリした施工ができる人は少なくなっているのが現実です。
棟部分には、屋根の空気が抜けるように棟換気を設けています。屋根が太陽に照らされて熱くなった空気や湿気を外部に排出して、室内環境を守り、建物の劣化を軽減する役目を果たします。
ロフトから見える屋根は、継ぎ目無く一枚物で葺かれています。板金屋さんの心意気を感じました!
【外壁をガルバリウム鋼板仕上げとした、設計事務所アーキプレイスでの事例】
左上から『室内化したテラスを持つ家』『緑あふれるアトリエのある家』『桜並木と暮らす家』
左下から『独立した二世帯が集う家』『空と暮らす家(スキップフロア)』『猫と暮らす中庭のある家』