室内化したテラスを持つ家 防音工事の打合せ

週末、『室内化したテラスを持つ家』の建て主の方と、防音工事の専門会社(株)アコースティックエンジニアリングの九段下事務所・ショールームに打合せに行きました。 >>(株)アコースティックエンジニアリング

室内化したテラスを持つ家』の構造は木造ですが、鉄筋コンクリート造並みの高い遮音性能を確保することを目標としています。また、プロユースとなると外に対しての防音だけてなく、室内の音環境をどう整えるか、繊細な感覚と専門的な知識が求められます。

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あらかじめ、遮音性能の違いによる4段階(外部空間に対しての遮音性能保証D-70~60まで)のプランと見積りもらっていたので、具体的な内容に踏み込んで打ち合せ。遮音と吸音の考え方、材料、工事方法、本体工事と音響工事の区分、工事スケジュールなどを確認することができました。

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打合せの後、防音室を見学させていただきました。右は、開閉窓を付けた場合の内側の木製窓のディテールです。

音楽室の防音性能を重視すれば、音的な欠点となる窓は無い方がよいですが、外の様子が分かる窓は、気持ちよさのためにもつけたいものです。『室内化したテラスを持つ家』でも、外側にアルミサッシの嵌め殺し窓(FIX窓)、内側に木製の二重ガラスの嵌め殺し窓(FIX窓)を設け、外の光を感じられるようにるすことになりました。 風を通せる窓にすると、さらに気持ちよくなりますが、窓部分の遮音性能は、内外FIX窓(D60)にくらべると、開閉窓ではD55ぐらいに下がります。窓部分がD55ぐらいだと、壁部分はD60がバランスが良いとのこと。音楽室全体の遮音性能をどのレベルに設定するか、建物全体予算とのバランスで決定していくことになりました。

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