設計事務所アーキプレイスで実例図面を提供した「現場で役立つ 建築図面 基本と実際」(渋田 雄一 著/秀和システム)出版のお知らせです。
建築は「いわゆる言葉」とともに「建築図面という言葉」を使って情報のやりとりをし、コミュニケーションを図ります。建築で仕事をしていくためには「建築図面という言葉」のついてリテラシーを身につける必要があります。
建て主の方から依頼を受け、設計者として家づくりしていく中で、素人の方でも分かりやすく「建築図面」が学べる本があったらいいなと思うのですが、書店に行っても建築士の製図試験用や設計実務者向けの本はたくさんあるにもかかわらず、一般の方が「建築図面」を勉強しようとしたときに向いている本は見当たりませんでした。
この本は、住宅や建築に興味を持つ人や建築やインテリアを仕事とする初心者の方に、「建築図面という言葉」についての、読み書き能力の基本と実際を身につけてもらうための本ですが、同時に現在家づくりを検討中の方や家づくり進行中の建築の素人の方にもお勧めできる本です。
建て主の方が「建築図面という言葉」を理解できるようになると、家づくりにより深く関わることができるため、より楽しい家づくりにつながるのではないかとの思いから、図面を読むことに主眼をおいた『図面の見方』というブログを幾つか書いていいました。この本はそのブログ記事がきっかけとなり生まれ、思いがかなったもので、実例図面には設計事務所アーキプレイスで設計監理した住宅の図面が使われています。
>>図面の見方 矩計図(かなばかりず)/断面詳細図 >>図面の見方 ”自分なりの物差し”
「現場で役立つ 建築図面 基本と実際」の実例図面に載っている住宅。
>>独立した二世帯が集う家 >>どきどき電車が見える家 >>ミカンの木の育つ二世帯住宅