先週お引き渡しした『明大前の賃貸併用二世帯住宅』の造園(植栽)工事を行いました。
建て主の娘さんは興味津々で、特にソヨゴの実が赤くなるのをとても楽しみにされているのだそうです。
造園工事は『蕨市のコートハウス』以来、お付き合いしているTOKUZOU(トクゾウ)さんで、自然で柔らかい雰囲気の植栽を得意とされています。今回の、金属スクリーンと鉄筋コンクリート造が絡んだキッチリした印象の外観と対比するような植栽を、トクゾウさんのセンスでお願いしました。
余談ですが、
建築はどうしても硬くて、重くて、冷たい材料で造られるので、柔らかく、軽やかで、四季折々に変化する植物という生命体が近くにあることが必要だと感じます。室内においても、鉄とガラスとコンクリートだけではオフィスと変わらないので、安らぎの場である住宅では木や紙や布の自然素材をより多く使いたいと思います。
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主木となるのはソヨゴ(左側)とトキワヤマボウシ(右側)です。賃貸住戸の目隠しの役目も兼ねています。
金属の目隠しパネルと緑の植栽は、お互いを引き立て合い、街にも彩りを与えてくれそうです。
主木の周りには、建て主の方のリクエストがあったアナベルを中心として、大きさや配色のバランスを見ながら、色とりどりの下草を植えていきます。
住宅アプローチ階段横の、三角形のちょっとした植栽スペースにも植えてもらいました。
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