ひかりを組み込む家 土留めのH形鋼

ひかりを組み込む家』(地下RC+SE構法3階建)の工事が始まり、地下部分の根切り工事を行なう準備として、地下部分の外周に土留め(どどめ、山止めともいう)の親杭となるH形鋼を打設しました。

 

今日一日で、長さ6m(一部5m)のH鋼(150×150)を20本打設します。

 

施工図に基づいて、水糸を張り杭の位置を地面にマーキング。H鋼を打設するための穴を、オーガーで掘ります。(打設といいますが、地面に打ち込むわけではなく、穴を掘って埋める感じです)

 

オーガーで掘削したあと、根元を固めるための固化材を水とともに流し入れ、その後H鋼を穴に垂直に埋めていきます。構造躯体とのクリアランスは一般的には5センチですが、今回は少し厳しく4センチを目標にしています。

穴に土を戻し、最後にH鋼の天端を想定の高さに揃えます。後日、矢板と言われる厚さ3センチ程度の板をH鋼の間入れて土留めをしながら土を掘っていきます。H鋼は、上部の施工の邪魔になる部分をカットすることはありますが、抜いて取り出すことは少なく、地面の中に埋めたままにすることがほとんどです。またH鋼にかかる土圧は、土の種類によっても変わりますが、地面を掘る深さが深くなると大きくなるため、それに伴いH鋼のサイズは200×200、250×250、300×300など大きいものを使うことになります。

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参考:山留め工法の種類 親杭横矢板工法

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