『方南町皮ふ科クリニック』の基本設計の打合せ。
前回のA案、B案での打合せをもとにC案、D案、E案、F案を新たに作成し、部屋の大きさや配置、先生やスタッフ、患者さん動線を確認しました。
クリニックの内装設計で上で大きなポイントとなるのが、水廻りを考慮したプランニングです。「水」を使う客用トイレと手洗い、処置室、スタッフルーム、パウダールーム、スタッフトイレは排水管までの排水経路を考慮してプランニングすることが必要です。排水管は床下や壁の中に設置しますが、床下に設置する場合は床を上げる必要があります。床を上げた部分と上げない部分では15〜25センチ程度の段差が生じるため、その部分の天井高さが低くなるだけでなく、バリアフリーが難しくなり、かつ工事費も嵩みます。壁の中に設置する場合は、壁厚を20センチ程度厚くする必要があります。壁内に配管スペースを設ければ床を上げる必要がなくなるため、バリアフリーを目的とする客用トイレなどには有効な方法です。
F案は水廻りのプランニングがシンプルで、床上げ範囲が小さく全体的な纏まりも良いため、この案をベースに改良していくことになりました。
>>設計・工事経過 ブログカテゴリー 方南町皮ふ科クリニック
>>方南町皮ふ科クリニック 竣工写真 その1
>>方南町皮ふ科クリニック 竣工写真 その2
【設計事務所アーキプレイスの医院・クリニック設計事例】
方南町皮ふ科クリニック 、中山メンタルクリニック、林間皮フ科クリニック2、早川皮フ科クリニック、まりレディスクリニック