合板不足はいつ解消されるのか?
東日本大震災により、木造住宅に欠かせないに構造合板が足りない(入らない)状態が続いています。
全国生産量の30%弱の生産能力のあった、岩手県と宮城県の6工場が被災し、生産がストップしたことがそもそもの原因です。”買い占めが行なわれている”などの憶測も流れ、市場の合板不足の原因いま一つはっきりしない状況が続いています。
しかし、被災地以外の工場においてフル生産すれば仮説住宅等の増分を考慮しても、需要に対応できる能力があるようですので(下図:日刊木材新聞調べ)しばらくすれば、合板不足も解消されるのではないかと思います。(現在、工事で必要な方は、そうも言ってられませんが)
*構造合板とは、木造住宅の壁や床に張る、厚さ12mmや28mmなどの合板のことです。
沿岸部に工場が多いのは、もともと合板の主要材料は南洋材やロシア産針葉樹といった輸入材だったためです。現在は国産材へのシフトが進み「内陸型」の工場が増えていっているようです。
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