LIXILの体感型施設「住まいスタジオ」を見学・体感しました

LIXILショールーム東京(新宿区西新宿)にある体感型施設「住まいスタジオ・Studioを見学・体感しました。

「Studio -冬-」では、冬を想定した外気温0度の環境条件の中に、

昔の家(省エネルギー基準:昭和55年基準)」
今の家(省エネルギー基準:平成28年基準)」
これからの家(HEAT 20 G2)」

の3つの家が設置されていて、それぞれの室内環境の違いを体感でき、さらにサーモグラフなどを使ってデータとしてビジュアル化した性能差を画像や数値として比較できるようになっています。





↑昔の家
(省エネルギー基準:昭和55年基準)




↑今の家
(省エネルギー基準:平成28年基準)



これからの家(HEAT 20 G2)



↑3つの家のサーモグラフによる比較
室内の温度とともに、床、壁、天井、窓サッシ、給気口など、色の違いで温度の違いがわかるようになっています。


昔の家(省エネルギー基準:昭和55年基準)」、「今の家(省エネルギー基準:平成28年基準)」、「これからの家(HEAT 20 G2)」の、断熱材の仕様や窓サッシの違いがわかる実物大の模型

右から、
【昔の家(省エネルギー基準:昭和55年基準)
Uλ値=1.43W
/(m2・K)、Q値=5.85W/(m2・K)、C値=11.22cm2/m2
屋根断熱材:グラスウール10K、50mm
壁断熱材 :グラスウール10K、50mm
床断熱材 :グラスウール10K、50mm
窓サッシ :アルミサッシ 単板ガラス


【今の家(省エネルギー基準:平成28年基準)
Uλ値=0.85W
/(m2・K)、Q値=2.62W/(m2・K)、C値=4.48cm2/m2
屋根断熱材:グラスウール24K、85mm
壁断熱材 :高性能グラスウール16K、85mm
床断熱材 :XPS(3種B)50mm
窓サッシ :サーモスL Low-Eペアガラス

【これからの家(HEAT 20 G2)
Uλ値=0.45W
/(m2・K)、Q値=1.32W/(m2・K)、C値=0.70cm2/m2
屋根断熱材:硬質ウレタンフォーム100mm
壁断熱材 :硬質ウレタンフォーム100mm
床断熱材 :硬質ウレタンフォーム100mm
窓サッシ :サーモスX Low-Eペアガラス、アルゴンガス入
*熱交換換気



「Studio -夏-」では、南側の窓と西側の窓に入る日差しを、季節や時間ごとに体感でき、その日射(熱)が室内環境に及ぼす影響や庇などの日差し対策の効果をサーモグラフなどでビジュアルに確認できるようになっています。

「住まいStudioは、新築戸建て住宅を検討される建て主の方にはオススメですが、我々設計者にとっても住宅の快適性を比較しながら体感できる貴重な場所でした。

>>LIXIL「住まいStudio


断熱材、窓サッシ、気密方法や換気方式は時代とともに進化し、省エネ基準の変遷とともに「夏涼しく、冬暖かい家」に求める性能レベルは年々高まってきました。
政府は、地球温暖化対策の一環として、家庭部門での温室効果ガス削減に向けて住宅の省エネ対策を進めていましたが、26日の(2020年10月)菅首相の所信表明の中に、温室効果ガス「2050年実質ゼロ」が目玉として盛り込まれたため、この流れは一層加速しそうです。


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