『ふたつのテラスに集う小さな家』(木造3階建)では、数カ所で間接照明を使います。狭小住宅においては、照明の効果によって広がりを感じさせることも大切になるので、今日は間接照明の専門メーカー(株)ひかりの犬丸社長さんに事務所に来ていただき打合せしました。
ひとくちに間接照明といっても、照明器具の種類や照明手法などは様々。どういう空間を作りたいのか、どういうひかりが効果的なのか、それを叶えるためにはどの器具がふさわしいのか、、、、実際の器具を点灯してもらいながら決めていきました。
板張りの天井の壁際に入れる照明は当初、建築的に間接照明用の彫り込みを作り、そこに隠れるように器具を入れるように考えていましたが、写真の器具(幅17.6mm×高さ13.6mm)の発光面を天井と面一(つらいち)に設置して、壁面を上から下に向かって舐めるように照らすことにしました。器具は、天井面に先付けしておくスチール板1.6mmに、厚さ2mmのマグネットで取り付けます。
照明を消すと発光面は白く、長手方向の継ぎ目もわからなくなるので、白い壁に溶け込み目立たなくなります。 器具自体がコンパクトなので、天井に間接照明用の彫り込みを作る必要がなく、直行方向の梁の大きさの制限も受けなくなるというメリットもあります。
打合せを元に照度シュミレーションを出してもらい、効果や実際の明るさ(照度)を確認することになりました。
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【設計事務所アーキプレイスでの間接照明を用いた設計事例】
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