光ダクトを使った住宅の完成見学会に伺いました

光ダクトを使った住宅・そら窓の家(設計/株式会社若原アトリエ、施工/株式会社真柄工務店)の完成見学会に伺いました。


敷地は16.5坪の狭小地で、車が停まっている南側隣地にも将来建物が建つことが予想され、
高さ制限である高度斜線も厳しくかかります。
また、河川の氾濫などによる浸水が予想される地域でもあるため、玄関を高くしてし中に入って床を下げる計画になっていました。



1階の天井には、3階屋根の天窓から1階まで太陽光を導く光ダクト。


天井面には水平に動く建具が付いていて、光ダクトからの光の量を調整できるようになっています。



光ダクトの見上げ。ダクトの内側には鏡面のアルミパネル(アルポリック)が貼られているため、
反射が繰り返され、3階に一カ所だけ開いている換気用の丸い穴が模様のように見えます。


ダイニングの左奥に、光ダクトから明かりが見えます。手前は、この家の大きな特徴である、
「玄関入るといきなり吹抜けリビング」で、ダイニングとは58cmの段差があります。



風の出ない輻射式の冷暖房装置が、1階、2階、3階にそれぞれ1箇所つづ設けらています。

この家では花粉症対策(コロナ対策にもなる)などで、室内の空気循環を行っていて、その機械が3階に設置されています。光ダクトは空気循環の経路にも使われているため、下から光ダクトを見上げた時に見えた穴はこの空気循環用のダクトの接続部でした。



狭小住宅なれではの工夫が各所で見られました。


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