お台場の現調と高輪ゲートウェイ駅の見学

お台場の建物現調に行った帰り、高輪ゲートウェイ駅を見学しました。(8/18)

久しぶりのお台場は、オリンピックが終わって日常を取り戻しているようでした。
ダニエル・ビュレン( Daniel Buren)氏のカラーストライプのアートが懐かしい。


高輪ゲートウェイ駅(2020.3月開業)は今までにないダイナミックかつ開放的な駅舎で、鉄と木のハイブリット構造の骨組みと膜構造の屋根が大きな特徴です。設計は新国立競技場と同じ隈研吾率いる隈研吾建築都市設計事務所



ベンチは積層合板(樹脂注入?)を曲げたシンプルな形状ですが意外と座り心地もよいです。
奥に見える白い風船のようなものは、藤本壮介デザインのCloud pavilion(雲のパビリオン)で、東京オリンピック2020に関連したイベント、PAVILION TOKYO 2021の展示の一つです。


奥に見えるトイレ周りは必見。みどころ満載の気持ち良い空間でした。


板を張った柱から数字を少し飛び出させたサインも、さり気無くおしゃれです。


両側にある手すりには、照明が隠れています。ディテールが気になり手すりと手すり子の接続部を確認していたところ・・・


上のようになっている手すり子を発見。一般的な手すり子は丸鋼なのですが、ここの手すり子は四角い断面で蓋状のプレートがビス止めされています。手すりの中に隠したLED照明への電気配線を目立たないように、工夫したディテールに乾杯!!
高輪ゲートウェイ駅は大胆にも繊細にも見えて、力を入れるところと抜くところのバランスが隈事務所らしくて、とても刺激的な建物でした。

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