建築金物day!な一日 新宿パークタワーの(株)ムラコシ精工

新宿パークタワーの6階にある(株)ムラコシ精工さんの新宿ショールームへ行きました。(9/7)


誰もが一度は目にしたことがある、木工用ジョイント「鬼目ナット®」

(株)ムラコシ精工さんは、木工用ジョイント、家具用・住宅内装用機能金具の開発・製造・販売を行う会社で、金物製品と技術を通して住まいや建築を(どちらかと言うと縁の下から)支えている会社です。

私たち設計者は家具や建具を設計する時、適切な家具金物や建具金物を選ぶために、分厚いカタログやWEBカタログとにらめっこします。よく使う建築金物メーカーは、国内、海外に5〜6社づつあります。


折れ戸のソフトクローザー金物(上写真)。
建築金物も日々進化していて、例えば、引き戸のクローザー機構はここ数年で普及しました。これにより、引き戸を閉める時に、最後の10センチぐらいでゆっくりと建具枠まで閉まるため、閉めた時の衝撃がなくなり、閉め残しもなくなりました。

現在、このクローザー機構は家具の折れ戸や開きドアに装着され始めています。折れ戸の場合は金物は表側からは見えないので気になりませんが、開きドアの場合は建具の上部に見えてくるため、意匠的な面できになるところです。


3枚引き戸の連動金物、マグネット戸当たり金物のほか、リフォーム向けの引き戸用金物、見付け寸法が細くスマートなアルミフレームの引き戸などの展示もありました。

開き戸や引き出しの耐震金具の体感装置。
地震後に扉を開けようとした時、一度かかった耐震ラッチがなかなか解除できず、困ってしまうことがたまにあります。(各メーカーに耐震ラッチには解除機構・方法はあるのですが、稀ですが適切に働かないことあります)ムラコシの耐震ラッチは、地震の揺れが収まると自然とロックが解除されて、何かの操作をする必要なく、普段どうりに開けられる点が優れています。



午前中はドイツの金物メーカー、ヘティヒ・ジャパンの方が新しいカタログを持って営業に来られ、今日は建築金物dayな一日でした。

海外ではハーフェレ/HAFELE(ドイツ)、ブルム/Blum(オーストリア)が建築金物メーカーとして有名ですが、ヘティヒ/Hettich(ドイツ)も歴史があるすごい会社でした。

◼︎ドイツ本社のカタログ、アメリカの製品のカタログのURL

http://www.hettich.com/blaetterkataloge/bkwc/?cat=TA_New_products_2018&lang=en_DE#page_U1

https://www.datadeliver.net/receiver/file_box.do?fb=e398cd147cd746329ac434924f51819e&rc=13a509dcfe694032bef5aa430b7ddf2f&lang=ja

◼︎CADデータのWEBページ(ダウンロード可、日本語翻訳可)

Hettich CAD – Hettich


>>関連ブログ2019.2.18 錠前と建具金物の老舗・堀商店のショールームへ行きました

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