『囲炉裏のある趣味満載の家』(地下1階RC・地上木造2階建・耐震構法SE構法)では、和室の床の間まわりで使う化粧材を探しに、建て主の方と新木場の材木店(梶本銘木店)に行きました。
梶本銘木店の担当の方と、森未来の木材コーディネーターの方の案内で、三大銘木と言われる、黒檀(こくたん)、紫檀(したん)、鉄刀木(たがやさん)や、花梨(かりん)、黒柿(くろかき)、槐(えんじゅ)、ブビンガの角柱、杉の人造絞り丸太、天然出絞り丸太、赤松の皮付き丸太などを一通り見学。伝統的な絞り丸太作り方や、無垢材と貼りものの違いについてもご説明いただきました。
写真は奥様が気に入られた、色と木目が特徴的な黒柿
ご夫婦ともに気に入られたのは、ちょっと渋めの桧錆丸太(ひのきさびまるた)。桧の丸太を伐採した後に、山に寝かせることで自然の錆を付けて、
表面にできる天然の模様と色合いが独特の味わいとなっていた丸太です。
床柱が決まったので、床框を選ぶために合わせてみました。
ちなみに、床框の貼り物は、木材を貼り合わせた集成材に芯に6mm程度の厚さのMDFを貼り、その上に1mm弱の厚さの木を貼っています。
樹種にもよりますが、見た目では本物と見分けがつきにくい出来です。
床框+床板または床畳の組み合わせを検討していましたが、方針を変えて無垢の厚い床板と組み合わせ。
和室の床は奥行きが450mm程度と浅いため、桧の無垢材で、自然な曲線が活かせそうな手頃な価格のものが見つかりました。
杉赤(すぎあか)無垢材の落とし掛けのほか、玄関の敷台に使えそうな欅(けやき)もあり、見積を見ながら検討して行くことになりました。
>>設計事務所アーキプレイスの動画 You Tubeチャンネル archiplacejapan
【設計事務所アーキプレイスでのSE構法の住宅事例】
室内化したテラスを持つ家、独立した二世帯が集う家、細長変形地の二世帯コートハウス、明大前の賃貸二世帯住宅、風と光と暮らす家、緑と眺望を楽しむ長屋建て住宅、