『プライベートテラスのある家』(木造軸組工法2階建)は、7月末までに工事会社から見積りが出てきてから見積調整を続けています。
ウッドショックによる構造材の値上がり前、2021年2月の土地探しから始まった家づくりは、2021年末に土地が決まり本格的に設計がスタートしましたが、その間耳に入ってくるのは建材や設備機器などの値上げに関するニュースばかりで、覚悟はしていましが、初回見積は予想を超えた額で出てきました。
ご予算に追いつけるためには、見積内容のチェックと仕様や仕上げの見直しによる通常の見積調整だけでは追いつかないため、形状を変更したり、考え方を変えるより大胆な変更が必要であることを説明してご理解いただき、再見積のための変更案を急ぎ作成しました。
<変更の主な項目>
①南面のデッキを中止し、建物を60センチ前に出すことで深基礎の範囲と深さを縮小して、土工事や基礎にかかる費用を下げる。
②上の変更に伴い、北側の軒の高さを上げて、北側の屋根を傾斜をゆるくした単純な片流れに変更。
③プライベートテラスの広さを2/3程度に縮小。
お盆休み前に、設計変更図とともに100項目以上の変更と見積チェックを渡して、修正見積を工事会社に依頼しました。
設計変更案の見積が出てきたので、二回目の変更案の内容、依頼先施工会社の決定、目標工事金額、スケジュールなど、建て主の方と見積調整の二度目のお打合せを行いました。光は少し見え始めています。
【設計事務所アーキプレイスでのテラス(デッキテラス)のある主な住宅事例】
しだれ桜と暮らす家、室内化したテラスを持つ家、くるりのある家、緑あふれるアトリエのある家、蕨市のコートハウス、空と暮らす家(スキップフロア)、猫と暮らす中庭のある家
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