プラダン(プラスチックダンボール)を天井に使ったNGOリフォーム

NGOリフォームは、予算が非常に厳しいリフォーム(リノベーション)でした。LDKの天井は既存の天井に塗装して仕上げましたが、寝室の天井は既存のままでは使えず、ローコストでの仕上げを考えなくてはいけませんでした。

そこで、下記の条件をクリアする仕上げとして、以前から「建築材としても使えるのでは?」と思っていた、工業製品のプラダン(プラスチックダンボール)を使うことを、建て主の方に提案しました。

今回、プラダン(プラスチックダンボール)天井に使用する利点をまとめると、下のようになります。

・プラスターボードの上にビニールクロス貼り以下のコストでできること

・貼ったら完成のような、手間のなるべくかからない仕上であること

・天井の照明のコストも同時に抑えられること

プラダンの小口から埃が入らないように、取り付け前に小口にテープを貼り、天井内の照明の交換ができるように、木の押縁をビス止めただけの納まりにしています。

LDK側の入り口から寝室を見る。リフォーム前の折上げ天井の形状を利用して、天井の照明を建築化。プラダンを使った天井全体が柔らかく光り、想像以上の空間ができました。

寝室の窓側を見る。千鳥に配置した押縁でプラダン(900×1800)を取付け。

プラダン(プラスチックダンボール)には、厚さや色に数種類あり、材種もポリプロピレン製だけでなくポリカーボネート製のものもあります。価格は圧倒的にプラダンが安いですが、強度や耐久性などはポリカーボネートやアクリル板には劣るので、使い時は建て主の方に事前に説明しておくことも必要です。

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