『スミレ工作所 本社新工場』の杭工事(試験杭)に、構造設計者の方と一緒に立会いました。(12/1)
(アットコラム:高摩擦力低排土工法)羽根付き鋼管(上写真)とソイルセメントによる柱状改良体(現場築造コラム)を組み合わせたハイブリッド杭。
ATTコラムは杭径が小さく、既存杭にあたらない位置に配置しやすいことが、この工法を採用した大きな理由です。
[左]元の杭と新しい杭の位置を測定して、新しい杭のズレが許容値内となることを確認しているところ。[右]新しい杭の位置に合わせて、オーガーの芯をセット。
地面の中には、元の建物(鉄骨造2階建)の杭が残っており、その杭にあたらないように新しい杭を打つ必要があります。元の杭の位置を解体時に確認したところ、元の建物の図面の位置と違っているところがありました。図面上では、新しい杭は元の杭にあたらないことを確認していますが、なにぶん土の中のこと、数センチ〜十数センチ程度の誤差はあるものです。今回は、所定の位置からの杭の移動を10センチ以内におさめなければいけないので、杭の位置の確認を慎重に行なっています。
地面の中に柱状の改良体が作られていきます。
柱状改良体の中に、羽根付き鋼管を埋めていきます。
鋼管杭の平面状の位置を再度確認し、最後に所定の深さまで埋め込みます。