『大きなテラスの小さな賃貸住宅』(木造2階建・在来工法)の現場監理へ行きました。
傾斜屋根のガルバリウム鋼板を施工中。MSタフビーム333(フラットタイプ)/かん 合縦平葺(月星商事)。流れ方向には継ぎ目なく葺けて、屋根に止める吊り子部分が一体成型されており、かん合部をはめ込む形の既製品なので漏水の心配はありません。
MSタフビーム333には、表面に小さな波形の凹凸ラインが現れるさざ波タイプもありますが、今回は表面に凹凸がなく平らなフラットタイプを使用。
金属屋根の弱点である雨音対策として、今回はビブレス ルーフシートと言われる制振材を使用。MSタフビーム333の裏側中央に一列貼ったものと、貼る前のものを叩いて比べてみましたが、音の響きが違い、雨音対策にはとても効果があると感じました。緑色の材料はアスファルトルーフィングです。
外壁材のコーナー部材を見ながら、実際の納め方を現場監督さん、職人さんと相談しながら検討しました。
この部材を使うとコーナーはスッキリしますが、外壁に生まれる横ラインがコーナーで途切れたように見えてしまうのが気になるところです。
外壁の窓(アルミサッシ)の取り付けが始まっています。
2階のテラスの床のFRP防水が施工されました。水は排水溝の端にある穴(ドレン口)から排出されます。その上の穴はドレン口が詰まった時用の、オーバーフロー管と言われるものです。最近のゲリラ豪雨などの想定を超える集中豪雨への対応として、穴の径は50mmの大きいものをつけてもらいました。
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