2月(2023年)にお引き渡しした『都会のオアシス中庭のある家』(木造2階建在来構法、東京都杉並区)の竣工写真 。
敷地面積:303.75m2(91.88坪) 建築面積:144.12m2(43.59坪) 延床面積:222.71m2(67.37坪)
設計監理:設計事務所アーキプレイス 構造設計:soaps一級建築士事務所 施工:諫早建設株式会社 キッチ:Madre・マードレ 床暖房:Izena・イゼナ水蓄熱床暖房 インテリア:キナリト 間接照明 :株式会社ひかり 外構:Garden8・ガーデンハッチ
写真[S.Osawa=大沢誠一、AP=アーキプレイス]
旗竿敷地の路地部分からの外観
黒い外壁は、セメントの質感を生かし、一枚として同じものがない素材として開発されたSOLID typeM_LAPの鉄黒/ケイミュー。白い外壁は、左官下地に光触媒塗料塗装仕上げ/オプティマス。
[S.Osawa]
[S.Osawa]
左手ガレージ奥に将来の親世帯への玄関(引き戸)が見える。
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玄関扉はスチールで製作しグラファイト塗装仕上げ。
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玄関には手洗と下足入れ収納を造作。床段差部分には間接照明。
床タイルは、使い古されたコンクリートのような小石が見え隠れするセメント風仕上げ/平田タイル。
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自動混合水栓/CERAとベッセル型手洗い器/平田タイル。背面のタイルは奥様のお気に入り。立体感のあるYラインが美しいレリーフ形状。Cedre/平田タイル
鏡扉の裏にはペーパータオルが収納され、下から取り出せる。使用後は右脇のステンレスダンパー付き屑入れ投入口へ。
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玄関の段差に仕込まれた間接照明/株式会社ひかり
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正面の地窓から中庭の様子が伺える。地窓の上部の壁面には今後アートが飾られる。
床タイルの下には水蓄熱床暖房/イゼナの水袋が敷設されており、窓際の床スリットから空調された空気が上がってきます。
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玄関見返し。造作収納の一部に床下の空気を引っ張り上げるカウンターアローファンが設置され、ビルトイン空気清浄機/トルネックスを通して浄化された空気が上部の吹出し口から出てきます。
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玄関から吹抜けのリビングへ。床は600角の磁器質タイルが続いていきます。
2階の天井は、ポプラを高熱乾燥処理したサーモアスペンSパネル/東京工営の板張り仕上げ。2階の奥まで続く吹抜けの天井に間接照明を設置し、広がりを生み出しています。階段の奥の2階は、家族の洗面カウンターとクローゼット。洗面カウンター上部のトップライトは、開閉でき、風が流れます。
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リビングから中庭への開口は、引き残しの無い全開口サッシオープンウィン/LIXILを採用。中庭とは段差無く続く。中庭も600角の床タイルでマルチフット工法/アドバン。タイルの上には、子供たちがサッカー練習をするためのシルバー色の人工芝を置いています。十分に遊びきった体の汗を流すシャワー付きの中庭。
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リビングから玄関側見返しの吹抜け。2階廊下突き当たりにデッキテラスへのテラスドアが見えます。1階のオープンウィンサッシ上部には、ハニカムスクリーンとホームシアター用の100インチのスクリーンが埋め込まれています。
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吹抜け上部2階の窓から冬は太陽の光が差し込み、青空を望めます。開口部には夏の強い日差しを遮る製作のスチールの庇(常温亜鉛メッキ塗装仕上げ/ローバル)を付けました。
階段の奥にダイニングとキッチンが見えます。
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造作のアイランドキッチンと背面の家電+食器等収納/マードレ(madre)。横並びにペンダントライプPine cone/BoConceptの下、ダイニングテーブルが置かれます。
[AP]
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マードレのショールームで打合せを重ねた奥様こだわりの造作のキッチン。セラミックで仕上げられたアイランドキッチンカウンター、落ち着いたお好みの色合いで仕上げられた背面収納の上部には間接照明。詳しくはマードレのCasestudy11をご覧下さい。
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キッチンに立つと中庭やリビングや階段、階段下を利用したヌックまで見渡せることが分かります。
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キッチンから見た中庭。
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アイランドキッチンのディテール。換気扇はIHクッキングヒーター使用時に上がってきます。
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階段下を利用したヌックと子供たちの遊び場。
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ヌックの天井は、シナ合板仕上げ。正面に緑色のアクセント紙クロス。ソファーベンチやテーブルを置く予定。開放的なリビングとは対照的な籠れるスペースになっています。
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横長窓は、ライン照明を埋め込み、ちょっとした飾り棚として利用。
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キッチン奥にあるパウダーコーナー。造作の洗面カウンターと木のフレーム鏡/マードレ。こちらも奥様のお好みで彩られています。
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人造大理石の洗面器一体型の洗面カウンターと鏡のディテール
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正面にアクセントクロス、間接照明のトイレ。茶色の便器/LIXILの背面が収納になっています。
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キッチンに隣接したパントリーは、奥様の作業部屋にもなっています。
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キッチン近くにあるランドリー。造作のカウンター下に床置きの乾燥機、洗濯機、その横にスロップシンクが並びます。その奥にクローゼット。天井埋込の物干し竿。
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ランドリーから入る(左)浴室スパージュ1.5坪/LIXILと(右)造作の収納のある脱衣室。
[S.Osawa][AP]
ランドリーを抜けると将来の親世帯スペース。間接照明のヘッドボードのある寝室とその上部は物置用のロフト。床はナラ複合フローリング/東京工営
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寝室側から天井の高いリビングスペースと玄関をみる。高窓の向こうが2階デッキテラス。
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親世帯の玄関からリビング寝室を見る。右手に造作の下足入れ。左手はWCLでロールスクリーンで開閉します。
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親世帯のリビングからランドリー側を見る。
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親世帯から見たランドリー。左手は外物干しスペースになっています。浴室にも面し明るさをもたらします。
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リビングとダイニングの中間にある階段。
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階段ディテール。ナラ集成材の段板とスチールのササラ桁と手摺子■16
[AP]
ささら桁を少し奥に入れて軽快に。手摺は手触りよく木で造作しています。
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階段の踊り場から入る子供室1。床は、オークをブラッシング加工しホワイトパウダー+グレー塗装を施した風合いのある仕上げ/東京工営。全体的にお好みのファブリックやクロスで仕上がっています。四角い窓のウインドートリートメントは、かわいいレースに淡いグリーンのローマンシェード。
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子供室1から2階ホールを見る。階段の照明は、奥様好みのペンダントライト。
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ペンダントライト/NEW LIGHT POTTERYのディテール。グレーとブラウンの2種類のガラスを組み合わせています。
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家族の洗面カウンター/LIXILは、トイレの隣で、リビングの吹き抜けに面し、各個室の中間地点にあります。背面は造作のクローゼット。奥にルンバ置き場。床下の空調された空気を吸上げ、ダクトで繋ぎ、上部の吹き出し口から吹き出されます。
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真鍮の引手/堀商店
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子供室2は大部屋になっていて、パネルと引き戸で3つに仕切り個室にしています。将来大部屋にすることも考えられています。
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子供室2:3つに分かれた各個室を見る。
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(右)子供室2から屋根に出ることが出来ます。
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子供室2から出た屋根の眺め。中庭と外物干スペースの周りに落下防止の手摺を巡らしています。手摺はフラットバーで製作し、常温亜鉛メッキ塗装仕上げ/ローバル。
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屋根から中庭側を見る。右手に親世帯の屋根があり、その脇を抜けるとデッキテラスへ繋がります。
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洗面コーナーからの眺め
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2階廊下突き当たりにある主寝室は、タイルカーペット仕上げ、間接照明を組み入れたヘッドボードは木目の見えるダークブラウンのマット塗装仕上げで落ち着いた雰囲気に。
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それぞれの寝室の中間にWCL
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お好みのアクセントクロスで仕上げられています。
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主寝室からデッキテラスへ。デッキテラスは人工木仕上げ。
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デッキテラスからの夜景。
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屋根からの夜景。
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2階廊下からの夕景。
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2階ホールの夜景。
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吹抜けリビングの夕景。
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キッチンから見た夕景。
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キッチンの夕景。
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中庭から見た夜景。
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玄関廻りの夜景。
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路地から見た外観の夜景。
[S.Osawa]
>>都会のオアシス中庭のある家 竣工写真
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