『東京タワーと桜の見える家』の2階床の配筋が終わり、コンクリート打設前の検査に行きました。
2階床は、スパン約8mの空間を梁無しで支えるためにボイドスラブ工法としています。
ボイドスラブ工法では、スラブ(床)の中に直径175mmのボイド管が300mmの間隔で並び、隙間に鉄筋が組まれています。ちなみにボイド管に中は中空(void)で、コンクリートが入っていかないようになっています。
ボイドスラブ工法とすることで、約12m×8mの室内には、鉄筋コンクリートの柱や壁の現れない構造を実現しています。また、ボイドスラブ工法は遮音性にも優れているため『東京タワーと桜の見える家』ように、1階を親世帯、2-3階を子世帯とした二世帯住宅には優れた性能を発揮します。
スラブ(床)の厚さは300mm、ボイド管の直径は175mm。
ボイドスラブ(床)の中を見たところ。ボイド管の間に上下の主筋をつなぐS字型の鉄筋が見えます。
逆梁の寸法や、コンクリートに打込みとなる設備配管や電気関係の配線も確認します。
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