『方南町皮ふ科クリニック2』は先週末、施主検査を行いました。
クリニックでは診察側の家具に既製品を並べることが多いですが、このクリニックでは各部屋に対応した造作家具を製作しました。それぞれの家具が設計図通り作られ使い勝手もよいか一つ一つ確認。スイッチやコンセント位置、仕上げの状態も確認しました。
診察室2は、フットシンクのある家具です。奥行きの浅い指導箋棚も付いています。
コンセントの種類やLANの数も確認。
フットシンクのシャワーヘッド位置を先生方に見て頂きながら決定しました。
診察室1の造作家具 ステンレスバイブレーション仕上げのカウンターは先生方に好評でした。既存の排煙窓を隠す為に付けた木製ルーバーも家具にあわせて塗装され、一体感のある家具になりました。正面壁の四角い開口部は、受付と繋がっていてカルテの受け渡しをするカルテパスです。
お客様トイレには、カウンター脇の目立たない位置にチャームボックスが取付けられました。手洗のボウルは洗面器にもなる大きさを選んでいて、掃除もしやすそうだと先生方は喜ばれていました。
トイレを出たところにある姿見パネル。待合室からトイレの入口がダイレクトに見えないようにするための衝立の役割も果たします。鏡に付いている小物を置く棚板は、施工会社と取付け方を相談したものですが、スッキリできました。
受付まわりにはこれから置かれる機器類の配線が集中しています。間違いなく施工されているか時間をかけて確認しました。
スタッフルームとキッズコーナーにTVモニターが取付けられました。
診察室側の待合室から入口を見たところ。右手のピンクの壁紙の下にサンマグネシタジというマグネットが付くシートが貼ってあり、どこでも掲示板にすることが出来ます。
いくつか手直しをして、今週末いよいよお引き渡しになります。
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