『遠くの海を望む家』(地下RC1階+地上木造3階建)の工事がはじまり、地盤補強工事の立会いに行きました。
建物を建てる場合、その下の地盤の強さが重要になりますが、この敷地で地盤調査を行った結果、建物を現在の地盤の上にそのまま載せる直接基礎では地盤の強度が不足することが分かり、地盤補強工事を行ってある程度の深さにある強い地盤に支持させることになりました。
今回の地盤補強工法は、回転貫入鋼管杭工法のアルファフォースパイル工法(国土交通大臣認定工法・建築技術性能証明工法)で、鋼管の杭を支持層まで施工機で回転圧入させて、建物を支持るす工法です。
>>関連ブログ2019.4.18 鋼管杭による地盤補強工事 囲んだテラスに開いた2階リビングの家

鋼管の直径は114.3mm、厚さは4.5mm(STK400)
建物は一部に地下のある地下鉄筋コンクリート1階+地上木造2階建てで、土地とその下の支持地盤は傾斜しているため、鋼管杭の長さは、場所により2m、2.5m、3.5m、4m、4.5m、5mの6種類を使い分けます。

回転翼の直径は300mm、厚さは9mm(SS400)

敷地は傾斜地のため、あらかじめ地面の高さは建物の形に合わせて2段に均し、木の根なども取り除いて施工しやすくしています。地下のある部分を支える、コーナーの一番長い5mの杭から施工開始。所定の位置に杭先端の中心を合わせ、X方向、Y方向の角度を見ながら地面に対して垂直に打ち進めます。杭芯の合わせ方にも幾つかのテクニックがあるようでした。

地盤調査資料を参考にしながら、施工機のモニターに表示されるトルク値を見て杭先端が支持層に確実に到達したことを確認します。この道20年以上という杭施工業者(エイチ・ジー・サービス)の方は、杭の先端に当たっているのが、木の根なのか、アスファルトなのか、石なのか、機械に伝わる振動や音によっても、ほぼ分かるとのことでした。
>>2020.8.19 遠くの海を望む家 地盤調査と敷地高低測量

鋼管杭が打ち終わると、スケールを当てて杭頭のレベルを測定し記録します。

写真の杭頭の高さを見ると、地盤(支持層)は左奥から右手前に向けて傾斜していることがわかり、地盤調査の内容とも食い違っていないことも確認できました。
実際の基礎は、写真で見える地面よりも1m以上深くなるので、杭頭は基礎下端の高さで切断します。
鋼管杭は杭配置図を元に、低い方の地盤が終わると高い方の地盤を施工し、約1m程度の間隔で合計で49本、2日間で施工します。

【設計事務所アーキプレイスでの地下や半地下のある住宅事例】
明大前の賃貸併用二世帯住宅、緑と眺望を楽しむ長屋建て住宅、太陽の光を感じる家、ひかりを組み込む家、空と暮らす家(スキップフロア)、千駄木の家、代沢の家




こちらもよろしく












