木製下地の庇とバルコニーのFRP防水 明大前の賃貸併用二世帯住宅

明大前の賃貸併用二世帯住宅』(地下RC+木造2階建)の現場定例打ち合わせに行きました。

木製下地の庇が施工中。屋根を出して庇にすすこともありますが、道路斜線や高度斜線が厳しいので、建物では屋根より一段低くして庇を出しています。

SE構法の金物を使った片持ち梁を構造的に使いながら、大工さんが屋根面と天井面(軒天)の下地となる骨組みを造作。集成材の大きな梁(根元300×120)がSE構法の梁で、桁梁や柱からSE金物で片持ちされています。

屋根面に合板を張って固め、庇の形ができました。2方向に傾斜させた形です。

庇の天井側には、軒下地となる木材(303ピッチ)の他、あらかじめ位置を決めておいた、洗濯物干し金物の下地が入っています。SE構法の梁(根元300×120)は先端に向けて、斜めにプレカットされていますが、構造上は問題ありません。

バルコニーやテラスのFRP防水(ガラス繊維強化プラスチック防水)が施工されました。

>>関連ブログ2011.9.29 屋根FRP防水工事 みんな集まる家

屋根やバルコニーの防水は、瑕疵保険(住宅瑕疵担保責任保険)の設計施工基準から、壁側の立上り高さは250mm以上とします。

同設計施工基準から、アルミサッシ下の防水の立上り高さは120mm以上とします。

フラットルーフやバルコニーの水平面の防水周りは、建物の防水上とても重要なところなので、施工状態を含めてしっかりと確認します。

アルミサッシと防水の関係は、(1)防水を先にしてからサッシを取り付ける方法、(2)サッシを先に取り付けてから防水する、二通りの方法があります。この現場では防水を先にしてからサッシを取り付け、室内側に合板一枚分の高さの防水の土手を設けた、より慎重な施工がされています。

LIXILのアルミのアパートドアを使った、賃貸部分の玄関扉[TOSTEM リジェーロα]もつきました。壁のオレンジ色に塗られている部分は、防腐防蟻材が塗られた部分です。施工基準にある「地面から1mまで」は、優に超えた高さですが、塗っていただいきました。

>>これまでの設計・工事経過  明大前の賃貸併用二世帯住宅

>>明大前の賃貸併用二世帯住宅 竣工写真 その1
>>明大前の賃貸併用二世帯住宅 竣工写真 その2
>>明大前の賃貸併用二世帯住宅 竣工写真 その3

 

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