先月(2020.7月)お引き渡しした『明大前の賃貸併用二世帯住宅』(地下RC+木造2階建SE構法)の竣工写真 その1。
『明大前の賃貸併用二世帯住宅』は、道路と段差のある台形の敷地に建つ賃貸併用住宅の建て替え。
土地の段差を利用して、道路側に半地下の賃貸住戸を作り、その上に2層の木造をのせ、地下1階地上2階建ての建物として計画。道路や北側からの高さ制限をクリアさせ、住宅地下の容積緩和や天空率も使って最大限の床面積を確保し、賃貸側は共同住宅としてワンルームの住戸を5戸組み入れました。1、2階に設けたオーナーの二世帯住戸は、外部空間との繋がりをもたせながら、南東側の広がりと眺望を取り込むように計画した、完全分離型の二世帯住宅(長屋形式)になっています。
敷地面積:180.72m2(54.66坪) 建築面積:108.41m2(32.79坪) 延床面積:242.65m2(73.40坪)
設計監理:設計事務所アーキプレイス 構造設計:NCN(エヌ・シー・エヌ) 施工:ジェイホームズ株式会社 キッチ家具:深津木工 植栽:TOKUZOU
写真[S.Osawa=大沢誠一、AP=アーキプレイス]
道路側外観 手前は賃貸への階段で、奥の二世帯住宅への階段と分かれている。[S.Osawa]
道路側は金属の目隠しパネル(有孔折板)でプライバシーを守り、建物全体の統一感を出している。[S.Osawa]
[左]住宅への階段はタイル貼[AP] [右]スチールの手すり詳細[AP]
階段脇の小さな三角スペースに植えた植栽[AP]
>>関連ブログ2020.7.9 明大前の賃貸併用二世帯住宅 造園(植栽)工事
地下扱いとなる道路側は鉄筋コンクリート打放し仕上げ。上部は木造で左官のコテ仕上げ。[S.Osawa]
親世帯の玄関 左は下足入れで、右には手すりと折りたたみベンチ[S.Osawa]
[左]折りたたみベンチを出したところ[AP]
[右]玄関から通路とLDKを通してテラスまで視線が伸びる。左はクローゼット収納[S.Osawa]
LDKと畳敷きのゲストルーム ゲストルームの下には高基礎を利用した約4.5畳の床下収納(高さ約1.1m)があり、畳をめくってハシゴで降りる[AP]
LDKのキッチン側を見る 左は造り付けのテレビカウンター[AP]
>>関連ブログ2020.3.21 建て主の方と電気設備の現場確認 明大前の賃貸併用二世帯住宅
ゲストルームからキッチン側を見る 壁に収まった引き込み戸で閉じることもできる[S.Osawa]
キッチンからゲストルーム側を見る 右の掃きだし窓の外には段差無く出られる木製のテラスがある[S.Osawa]
キッチン 正面のドアからもテラスに出られる[AP]
[左]リビングから北側の寝室まで見通せて、窓を開けると風が流れる[S.Osawa] [右]飾り棚上部の床柱は旧宅にあったものを再利用。下の隙間にはルンバが入る。通路の左側にはトイレや浴室がある[AP]
>>2020.5.8 旧宅の床柱の再利用 明大前の賃貸併用二世帯住宅
2方向に窓を設けた寝室 窓側にカウンターにはお茶や携帯を置く[S.Osawa]
[左]通路からテラス側を見る[AP]
[右]LDK夕景 外のテラスには目隠しの板塀が設けられている[S.Osawa]
夕景 手前が住宅側のアプローチで2階の子世帯には鉄骨階段で上がる[S.Osawa]
>>明大前の賃貸併用二世帯住宅 竣工写真 その1
>>明大前の賃貸併用二世帯住宅 竣工写真 その2
>>明大前の賃貸併用二世帯住宅 竣工写真 その3
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